物探し第三十七回 黄玉先生
友達に貸した本を「返した」と言われ…。
あの時親しかった人は、あの時大事にしていた物は、どこに行ってしまったのだろう。そんな思いを抱え、人探し・物探しを霊能者にご依頼され、実際に失くしたものとふたたび巡り会えた方の体験談をご紹介します。

仲のいい友達に、1年前に本を貸しました。大好きな作家の作品で、わざわざサイン会に行ってサインまでいただいた本です。先日久しぶりに読もうとした時に本がないことに気が付き、そういえば友人にまだ返してもらっていないことに気が付きました。ところが、友人は「とっくに返したよ」の一点張り。大切な本なのに、私がなくすわけがありません。この一件から、友人とはケンカのようになり疎遠になってしまいました。しかし、サインまで入れていただいた本の行方がどうしても知りたくて、ネットの口コミで人探し物探しが評判の愛恵に鑑定を依頼しました。
黄玉先生はさっそく霊視を開始すると、「暗い部屋が見えますね…」と言い、しばらく周りの様子を観察し始めました。「あ、明かりがつきました。暗闇の先に明かりが見えます。家具の足も見えます。本はベッドの下にあるようですね。ワンちゃんも見えますね。茶色いトイプードルです。ご友人のペットではないですか?」と言われて驚きました。友人は、確かにトイプードルを飼っています。私はそこまで話していないのに、先生が見ているのは、まぎれもなく友人の部屋であることがわかりました。そして、私の大切な本はやはり友人の家にあることが発覚したんです。しかし友人を再び問いただしても、「返したってば」と取り合ってくれないことは目に見えています。先生に相談すると、「では、ご友人が自ら見つけてあなたに連絡してくれるようお祈りしましょう」と言います。先生によると、友人の持つ波動を少し操作するとのことです。
そして1週間ほど経った頃、友人から連絡があり、本を返してもらうことができました。友人は、「ごめん!!この間部屋を片付けてたらベッドの下に落ちちゃってたみたいで。本当にごめんね」と言っていて、先生の言った通り、友人の部屋のベッドの下にあったようです。何はともあれ、本が戻ってきてくれたし、友人とも仲直りすることができました。先生、ありがとうございました。
(美帆さん 28歳 会社員 千葉県千葉市)