物探し第三十四回 朝彦先生
家に来るたび物が消える疑惑のママ友…やっぱり盗んでいました。
あの時親しかった人は、あの時大事にしていた物は、どこに行ってしまったのだろう。そんな思いを抱え、人探し・物探しを霊能者にご依頼され、実際に失くしたものとふたたび巡り会えた方の体験談をご紹介します。

ママ友のひとりが家に遊びに来るたびに物が消えます。今までになくなったものは、居間の片隅に飾っていたパンダの置物、フォークが一本、あと安物のネックレスです。高価な物がなくなったことはないのですが、盗まれているかも…と思うととても嫌な気分になります。かといってママ友に「盗んでいませんか?」なんて聞けません。困った末、以前何度かお世話になったことのある愛恵の朝彦先生に頼ることに。
朝彦先生はすぐに霊視してくれて「盗まれていますね」と断言。皆の目が離れた隙に彼女がバッグの中にパンダの置物を入れるところまで見えたとのことです。「パンダの置物」とまではお伝えしていなかったので驚きました。そして「物自体は近所の草むらに捨ててあります」と言われたのです。「彼女は窃盗癖があります。本人もコントロールできないようです。他でも同じようなことをしています。じきにトラブルになるでしょう」とのこと。そういう人がいるという話はテレビのドキュメンタリー番組などで聞いていましたが、まさか自分が被害に遭うことになるとは思いませんでした。
鑑定後、朝彦先生がおっしゃっていた近所の草むらを探してみたところ、なんと本当に盗まれた品が見つかりました。埃まみれになったパンダの置物が落ちていたのです。フォークと安物のネックレスは見つかりませんでしたが、おそらく近くのどこか別の場所にあるのでしょう。そしてその数日後、例の泥棒ママ友が捕まりました。近所のショッピングモールの食料品売り場で万引きをした現場を押さえられたそうです。彼女は以前から常習犯で、万引きGメンにも目をつけられていたとのこと。彼女が今後どうなるかはわかりませんが、少なくともママ友の集まりには呼ばれなくなるでしょう。モヤモヤが晴れて安心しました。窃盗癖は病気らしいので、彼女がちゃんと更生できることを祈ります。
(清川百合香さん 43歳 主婦 大阪府吹田市)