悪意と邪念を祓う!不浄を断ち切り、魂を浄化する方法
私たちは日常生活の中で、無自覚に不浄なものに触れています。他人の悪意のほかに邪気や魔といった霊的な不浄は気づきにくく、意識的に払わなければ魂の成長が妨げられてしまうのです。今回は魂を浄化する方法を中心に、魂がけがれる外的・内的要因と浄化する際の注意点を紹介します。運が悪いと感じる方や長期間心身の調子が優れない方は、不浄により魂のエネルギーが低下している可能性があるので参考までにチェックしてください。
魂が穢れる外的要因

魂が穢れる外的要因は、他者からの怨念と低級霊による災いの大きく2つに分けられます。外的な要因がある場合は、トラブルや事故に遭遇しやすくなって運気が低下するのです。
他者からの怨念
外的要因の1つ目が、他者からの怨念。特定の人物に対してハラスメントや傷つける言動を行えば、相手から恨みを買うのは容易に想像がつくでしょう。負の感情が強い怨念となると呪いに変わり、生霊としてまとわりつきます。
なお、故意に傷つけなくても、ひがみや妬みの対象となるケースもあるでしょう。怨念によって魂エネルギーが奪われて、命の危険につながるトラブルに見舞われます。
低級霊による災い
魂が穢れる2つ目の外的要因は、動物霊や地縛霊といった低級霊に憑かれるパターンです。低級霊に憑かれると魂がけがれて霊格が下がります。心霊スポットにさまよう霊のように、不慮な事故や事件で命を落とした人の霊は未成仏で、強い負のエネルギーを発しているのです。
また、動物霊は人間の霊より格が低いのが特徴です。このような低級霊に憑かれると、感情のコントロールが制御できず、低い波動に引き込まれてしまうため魂がけがれてしまいます。
魂が穢れる内的要因
魂が穢れる内的要因は、自分自身が大きな負のエネルギーを抱えていることです。現状に満足せずに常に他者と比較したり、貪欲で利己的思考が強くなったりするほど、波動が低い物や人とつながってしまいます。
嫉妬・執着心が強い
嫉妬心は言い換えるなら怒りです。怒りは自己を奮い立たせる原動力になる一方で、どの感情よりも影響力を持ちます。怒りに加えて妬みが重なると怨念となり、一気に強力なマイナスエネルギーに変わってしまうのです。
執着心は過度になると快楽や喜びといったプラスのエネルギーを受け取れなくなり、波動の高い人や物を引き離してしまい不浄なものが集まります。すると自動的に自分自身の波動も低くなり魂が穢れてしまうのです。
利己主義
自己成長に勤しむのは霊格を上げることに繋がりますが、私利私欲のために生きる利己主義者は、煩悩の塊でしかありません。他人を無視した言動や欲深い思想の中で、魂が成長するはずがないのです。
成功や功績に固執して周囲が見えないのは、邪気にまみれている証拠であり、魂の輝きが失われる原因です。
魂を浄化する方法5選
魂の浄化は除霊と違い、難しい知識は必要ありません。スピリチュアルの観点に基づいた気軽に行える方法を紹介します。
森林浴をする
人間の魂は輪廻転生を繰り返して魂を磨き続けています。同様に木や水、土など自然界に存在するものは長い年月をかけて成長を続けてきました。途切れることなく成長する自然界のパワーは、人間のエネルギー源なのです。
自然の中に身を置くと、強い生命力を授かれるのはもちろんのこと、邪気を払拭して魂の波動が上がります。さらに、五感を研ぎ澄ますことで第六感が活発になり、魂がより高い波動と結びつくのです。
パワースポットを巡る
パワースポットというと神仏が祀られる不浄の場所である神社仏閣のイメージが強いでしょう。しかし、パワースポットとは魂を清めてエネルギーをチャージする場所なので、神社仏閣だけを指すわけではありません。五感が癒される場所はすべてがパワースポットなのです。
波動が高い場所は清涼感があって居心地が良いため、おのずと魂が浄化されます。五感が喜ぶ感覚は魂がその場所を求めている証拠なので、マイナーなスポットでも問題はありません。ただし、暗く淀んだ空間や不衛生な家、欲深い人が集う場所を好む場合は、低級霊や生霊に憑かれている可能性があります。その際はまず神社仏閣へ出向いて除霊することをおすすめします。
高い音を鳴らす
古くから高い音は魔を祓って魂を清める儀式に使用されてきました。参拝者を祓い清めるために神社の拝殿に鈴が吊るされていたり、神慮を慰める神楽舞を踊る際に巫女が神楽鈴を鳴らしたりするように、現代でも日常のいたるところで音による浄化が行われています。
魂の浄化のほかにも、高い音には結界を張り神様を招き入れる効力があるのです。水晶を使用したクリスタルチューナーは澄んだ高音が特徴で、高周波によってチャクラを整え魂を浄化します。魂のみならず空間の浄化にも適しているため、室内が重苦しいときに鳴らすと効果的です。
お香をたく
霊能力者が除霊でお香を焚くように、香りには邪念や悪い気を祓う効力があります。中でも魂の浄化に効力があるとして有名な香りがホワイトセージです。古来よりネイティブアメリカンが精霊を降臨させる儀式や、空間の浄化で使用していた香りです。水はけのよい地域で栽培されるため太陽のエネルギーを存分に吸収しているのが特徴。エネルギッシュな陽のパワーにより、邪念や悪霊を祓って魂の輝きを回復します。
ホワイトセージのほかに、魂の浄化に効力がる香りは白檀です。アロマの精油ではサンダルウッドと記載されているケースが多いでしょう。インド原産の香木で清々しく優しい香りが特徴的です。仏院でお線香として用いられるほか、仏教では悪霊を追い払う儀式に使用されるなど、霊気を清める効力があります。
ジャンクフードを断つ
ジャンクフードを控える方法は魂の浄化ではなく、単なる生活習慣の改善では?と疑問に思う方もいるでしょう。しかし、食は魂エネルギーを保持する重要な役割を担うので、魂の浄化に結びつくのです。生命力の強い自然物は波動エネルギーに満ちており、体内に吸収すると自然界のパワーで魂レベルが上がります。
一方でジャンクフードは自然界のエネルギーを得られません。食べ続けると魂の波動が下がり、心身の不調や不運を引き寄せます。陰陽五行学説で「肝は魂を司る」とされるように、オーガニックな食事で五臓六腑の健康を保持するのは、魂を浄化して波動を高める有効な方法なのです。
浄化する際の注意点
魂の浄化を行う方法に深い知識は必要ないですが、どの方法にも共通する注意点があります。それは不浄の心身で行わないこと。つまり、不衛生な状態や悪意にまみれた感情で行うと意味がありません。不快感を覚える場所は霊格が下がるため避けてください。
また、夜の時間帯や暗闇は陰のパワーが満ちるので浄化には適しません。場合によっては低級霊や邪気を招いて、さらに魂がけがれる恐れがあります。また、魂の浄化は自身の成長だけでなく、周囲を幸せにするためでもあるのです。自身の幸せだけを望み、相手に負の感情を持つ限り魂は浄化しません。
不浄を断ち切り、魂を浄化しよう
人間は転生輪廻を繰りしながら魂レベルを高めて高次を目指します。魂の浄化は過去の怨念や現状の邪気を祓うだけではなく、正しい未来を歩むために魂を浄化するのです。魂が浄化できても、穢れた原因に向き合わない限りまた穢れてしまいます。浄化を行う際は自分と向き合い、さらに努力を重ねることが重要です。一時的な浄化で安堵していてはいつまでも成長することはできません。日頃から魂の成長を意識した生き方を心がけましょう。