心霊問答集~霊に訊く 第四回(2)
事故で亡くなった女の人の霊を、家へ連れ帰ってしまったみたいなのです…
【回答編】担当霊能者による事前霊視

上記のようなご相談内容に基づいて遠隔霊視を試みたところ、たしかに不審な霊体の存在を感知しました。また娘さんには霊感があるとのことでしたが、じつは他のご家族様も同様です。松島様とご主人の両家に霊媒体質的な因子があり、ご家族全員で霊を目撃することになってしまったのもそのためです。
事前のご推測通り、目撃された対象が過去に交通事故死した地縛霊であることも確認し、その上で遠隔祈祷による除霊に取りかかりました。しかし、そこから先は思わぬ展開となりました。 祈祷に先立って当の霊体意識と交信してみると、驚いたことに松島様と血縁関係の女性であることが分かったのです。そこで急遽、処置の方向を変えてその霊からのメッセージを降ろすこととなりました。それが以下の内容です。
霊の言葉
●事故死した女性の霊
「…マドカちゃん、ごめんなさい…わたし…怖がらせるつもりはなかったの…ただ、助けてもらいたくて…。
それで、顔を見せたら思い出してくれると思って…でも、わたしのこと、憶えていなかったみたいで…わたし、△◇ (特定の地名)のエリコよ…ほら、オジイチャンの家で会ったことがあるでしょう?…一緒に遊んだこともあるじゃない…その時はキクオちゃんも一緒だったじゃない…。
わたしね、あそこの交差点で横からワゴンがぶつかってきたことまでは憶えているんだけれどね…そこから先が全然…ぶつかったショックで気を失ったみたいで、また目を覚ましたら、こんなことになっちゃって…これって、死んだってことなんだよね、たぶん…でも、ずっとこんな感じのままだから正直、何が何だか…それでぼんやりしてあの辺をうろうろしていたら、すぐそばに可愛い男の子が来て…その時にね、なぜか分かっちゃったのよ、『この子って、あのマドカちゃんの子供だ!』って。うまく説明できないんだけれど、とにかくそういうことが一瞬で分かっちゃって、それで何とか助けてもらおうと思って、あなたのおうちへ一緒に行かせてもらって…」 ※以下、同じような言葉の堂々巡りが続く。
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