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物霊を知る「物に宿る」

第二十五回

フリマアプリで見つけたコート

「フリマアプリで落札したコートを着て外出したら、妙なことが起きたのです」というご相談が入りました。物自体はまったく問題なく、むしろかなり状態の良い掘り出し物だったそうですが……。霊視の結果、そのコートにはやはりただならぬ曰くがあることが分かりました。ご依頼者の方からホームページへの掲載許可をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

ご相談背景の要約

フリマアプリで見つけたコート

今回のご相談者様は30代主婦の理穂さん。最近はフリマアプリで商品を売ったり買ったりすることにハマっているそうで、暇を見つけてはスマートフォンで掘り出し物を物色しているそうです。問題の品は、そんな理穂さんが数週間前に購入したというコート。新品で買えばそこそこの値段がするブランド物で、とても安価で売られていて、見つけてすぐに落札したそうです。出品者の方とのやりとりもスムーズに済み、商品も丁寧に梱包されて郵送され、現物にも特に問題はなく、まさに理想的な掘り出し物だったそうですが、問題は着用してから発覚したそうです。

コートが届いた翌日、理穂さんは早速そのコートを着て外出したそうですが、道を歩いていると、誰かに後ろからポンポンと肩を叩かれる感覚がありました。しかし、振り向くとそこには誰もいないのです。しばらく歩いているとまた後ろからポンポンと肩を叩かれ、振り向いてもやはり誰もいませんでした。その後も、後ろから肩を叩かれ、振り向くけど誰もいない、ということが続き、気味が悪くなった理穂さんはコートを脱ぐことにしました。するとコートを脱いだ途端、その妙な現象はピタリと収まったのです。

「このコートは何かおかしいのでは?」と思いましたが、物自体は全く問題ない美品です。出品者の方に特に落ち度があるわけでもないので質問するのも憚られます。思い悩んだ挙句、「霊能者の先生に見てもらいたい」と思い立ち、そうして理穂さんは愛恵の物霊鑑定をご利用されました。

鑑定所見より

霊視鑑定いたしましたところ、件のコートにはとんでもない曰くがあることが判明しました。もの自体は数回しか着用されていない美品で、まさしく掘り出し物なのですが、その最初の持ち主は既にお亡くなりになっており、コートは彼女の遺品、ということになります。その方は精神病を抱えた女性で、自室にて自殺を図り、そのままお亡くなりになってしまいました。そして彼女の家庭環境は少々複雑だったようで、彼女の遺族は部屋にあった彼女の私物を全て処分してしまいました。それがまず不用品回収業者に出され、そこから出品者の方に回り、フリマアプリで売られた、という流れになります。

身に着けて外出された際「肩を何度も叩かれた」とおっしゃっていましたが、肩を叩いたのは元の持ち主である死んだ彼女の不浄霊です。彼女はまだ自分が死んだことに気付いていません。というのも、彼女は自殺未遂の常習者で、日常的に薬のオーバードーズ(過剰摂取)やリストカットを繰り返していました。その日も軽い気持ちで精神安定剤を大量に飲み、そのままお亡くなりになってしまったようです。彼女もまさか自分が本当に死ぬとは思っていなかったようで、いまだに自分がもう死んだということを受け入れられず、不浄霊と化しています。ご相談者様の肩を執拗に叩いたのは「自分の持ち物であるはずのコートを何故あなたが着ているの?」という意図だったのです。

コート自体に霊が憑依しているのであれば、除霊をするだけで問題ありません。しかし、このケースはそうではなく、不浄霊と化した彼女がそれを自分の持ち物だと思ってやって来る、というもの。ですから、最も手早く確実な解決法は、そのコートを手放す、ということです。「そのコートは手放されることをお勧めします。手放せば妙な現象も起きなくなるでしょう」とアドバイスいたしました。

その後、ご相談者様は例のコートを近所のリサイクルショップに持っていき、すぐに売却したそうです。物自体は美品であることから、フリマアプリで落札した値段より高く売れたそうですが、コートが出回った背景を知ってしまった以上、素直に喜べなかったそうで、そのお金は近所の神社にあるお賽銭に入れてきたとのことでした。そして、それ以来、妙な現象はまったく起きていない、とのことです。