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物霊を知る「物に宿る」

第二十四回

中古のスロット台

「主人が中古のスロット台を買ってきたのですが、それ以降、おかしなことが起きるのです」今回のご依頼はとある主婦の方。ある日、旦那さんが“好きなスロットを家で満足いくまで打ちたい”という理由で、中古台を買ってきました。するとそれ以降、妙な現象が起きるようになったのです。鑑定の結果、それは霊障であることが分かりました。ご依頼者の方から掲載許可をいただいた上で、ご紹介させていただきます。

ご相談背景の要約

中古のスロット台

電話の主は45歳主婦の加奈子さん。お子さんは居らず、旦那さんと二人暮らしだそうです。夫婦仲はまずまず、とのことですが、旦那さんはパチンコやスロットが好きなようで、休日になるといつもパチンコ屋に出かけます。借金こそないものの、よく負けてお小遣いがなくなっているそうです。今回の事件は、そんな旦那さんが好きなスロットの台を中古で買ってきたことから始まりました。旦那さんは昔からギャンブルが好きで、スロット歴はもう20年以上。そんな中“お気に入りの機種”もたくさんあり、それらはどれも今のパチンコ屋では打てない古い機種とのことです。「昔たくさん打ったあの台をまた心ゆくまで打ちたい!」そう思った旦那さんは、ネットで中古のスロット台を販売している業者を探し、注文しました。家に届いたスロット台は想像以上に大きく、加奈子さんは(旦那が飽きたらすぐ粗大ゴミに出そう)と思ったそうです。

異変はその夜から始まりました。夜中に寝ていると、旦那さんがスロット台を置いた部屋から人の気配がするのです。誰かが足踏みをするような音や、溜息をつくような音が聴こえてきます。もしかして旦那がまだ遊んでいるのか、と一瞬思いましたが、当の旦那さんは加奈子さんの隣でいびきをかいて寝ています。家にはふたりしかいないはずなのに……。泥棒かもしれない。まず加奈子さんはそう思ったそうです。そして寝ている旦那をゆすって起こし、「おかしな気配がする」と泣きつきました。しかし、旦那さんが寝ぼけ眼で例の部屋を見に行った結果、特に何も変わった様子はなかったそうです。

しかしその夜以降もたびたび家で妙な気配を感じるようになりました。電源を切ったはずの台からいきなり音がしたり、誰かがレバーを叩いたり、ボタンを押したりするような音まで聞こえてくるようになりました。また、加奈子さんは毎晩の如く悪夢を見るようになりました。見ず知らずの男が恨めしそうにこちらに近付いてきて、首を絞められるそうです。あまりに同じ夢ばかり見るので、加奈子さんはどんどん精神的に追い込まれていきました。「もしかしてあの旦那が買ってきたスロット台が原因で霊障が起きているのでは」そう思い詰めた加奈子さんはすぐに霊能者を探し、電話一本で即鑑定可能な電話鑑定愛恵に問い合わせられたそうです。「どう考えてもあの台が原因としか思えません。あの台に霊が憑いているのではないでしょうか? 先生、早く鑑定をお願いします」加奈子さんは憔悴しきった声でそう話されました。

鑑定所見より

霊視鑑定の結果、加奈子さんのご相談された案件はやはり霊障であることが分かりました。霊障の原因は旦那様がご購入された中古のスロット台で間違いありません。中古のスロット台に霊が憑いており、その霊が妙な気配を立てたり、悪夢を見せたりしています。霊の正体は、加奈子さんが頻繁に夢に見るようになったという、恨めしそうな目つきの男に他なりません。

なぜ中古のスロット台に男の霊が憑いていたのか。霊視を進めてみたところ、原因はすぐに分かりました。そのスロット台はかつてある地方のパチンコ屋のホールで実際に設置されていたもので、男はそのお店の常連客でした。生憎、私はパチンコ屋にはあまり詳しくないのですが、どうやらそのお店は相当悪どい営業をしていたようです。しかしギャンブル依存症の一部の人達はそれでも店に通い続けました。そのひとりが例の男です。彼は複数の消費者金融に何百万もの借金をし、それでもスロットを打ち続け、やがてお金を借りることすら出来なくなり、最終的に、お店のトイレで首を吊って自殺しました。旦那様がご購入されたスロット台は、その男が亡くなる直前に打って負けた台です。

男が不浄霊になった原因は全て自業自得であり、その台をたまたま購入した旦那様には全く非はなく、加奈子さんはさらにとばっちりを受けた形となります。理不尽極まりない話です。霊にもまったく同情の余地が視えませんでしたので、すぐに除霊の祈祷をし、男の霊を強制的に台から引き剥がして追い出しました。

しかしながら、こういった不浄霊は決して少なくありません。生前、誰がどう見ても自業自得と思える行為を繰り返し死に至ったにもかかわらず、世の中や見ず知らずの他人を憎み、恨み、危害を加えようとします。そういった人は生前から性格に問題のある方が多く、それゆえ死後も邪念の塊となり現世に留まり続けるのです。賭けごとに関連するものには性質上、そういった念が多く染み付いていることが多いと言えます。賭けごとは人の欲望やエゴ、嫉妬、絶望といった感情が渦巻くもの。賭けごとの場には邪念や不浄霊が飛び交っていることが多く、霊的には決して良い場所ではありません。もちろん趣味の範囲で賭けごとを楽しむ分には構いませんが、あまり心を奪われ過ぎないように、適度に楽しむよう心掛けましょう。